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デアゴスティーニ 週刊『ロビ』が品切れ続出の大人気! 生みの親・高橋智隆氏に訊く――「ロビ」が切り開く家庭用ロボットの未来 (1) バーチャルな方向に行き過ぎた反動で、みんなリアルなモノが恋しい

2013年04月12日 13時43分
提供:マイナビニュース

デアゴスティーニ・ジャパンが創刊した初心者向けロボット組み立てマガジン 週刊『ロビ』が、大変な人気を呼んでいる。同誌は約1年半で完結する全70号の分冊シリーズで、毎号付属のパーツを組み立てていくと、愛らしい動きと会話が楽しめる新時代のフレンドリーロボット「ロビ」が完成するというもの。毎週火曜日の発売で、4月9日には最新第7号が発売された。

テレビCMやWebサイトでロビに一目惚れした人が続出したのか、2月19日に特別価格790円で発売された創刊号はわずか数日で品切れとなり、3月には重版が決定。続いて通常価格の1990円で発売された第2号、第3号も発売前から注文が相次いだとか。以後の号も増刷中で、通販分は4月以降の発送予定と言うから、その人気は本物だろう。デアゴスティーニでは、過去にも週刊『ロボザック』週刊『ロボセロ』など同様の分冊シリーズを発売して人気を博したが、今度の週刊『ロビ』は確実にそれらを凌駕する売れ行きを示しているそうだ。

そんなモテモテのロビくんを開発・設計したのは、パナソニック乾電池のマスコット・ロボ「エボルタくん」の生みの親として知られる、ロボット・クリエイターの高橋智隆氏。彼が創り出したロボットたちは、他と一線を画す優れたデザイン性で高く評価されており、最近ではJAXAの「きぼうロボットプロジェクト」にも参加している。週刊『ロビ』では、そんな高橋氏のロボットがついに、そのままの形でお茶の間にやってくるという訳だ。そこで今回は、高橋氏の研究室を訪ねて「ロビ」についての直撃インタビューを実施。じっくりざっくばらんに ”ロボットと暮らす未来” について語ってもらった。

――週刊『ロビ』は創刊号から品切れが相次ぎ、大変な人気のようですね。高橋さんとしては、この反響をどのように受け止めていますか?

高橋氏:そうですね……ソニーの「AIBO」があまりに圧倒的な完成度で ”孤高” だったために、世間には亡霊のようにその影が残っていて(笑)、その後なかなかマスで売れるロボットはなかった。でも、実はみんながこういうモノを求めていたのかな、という気はしています。タイミングもよかったのかも知れませんが、やはり、あまりにコンピューターだ、バーチャルだという方向に行き過ぎた反動で、みんなリアルな(実体のある)モノが恋しいんですよ。もう画面上に出てくるキャラクターばかりでは満足できなくなってきている。そういった現状に対する動きは、IT系のサービスやメディアアートの世界でも起こっているし、「ロビ」が売れたのもそんな背景あっての現象なのでは。

――世間の ”実体への渇望” に「ロビ」がタイミングよくハマった訳ですね。

高橋氏:あと、音声認識が入った機器だったり、運動性能の高いロボット、掃除ロボットだとか、いくつか個別に技術はあったけども、ちょうどそれらが統合されたものがなかった。様々な技術や機能をひとつに統合することで、人間の感性というか、心の琴線に触れるような何かが立ち上がってくる。その効果は実際に作ってみないとわからないし、研究者やアナリストが足し算で見積もるのとは違った ”生きている感じ” にもつながるんです。それこそ、ロビのCMを見て 「私に”買って”って言ってる!」 と思ってしまうような、ハートをわしづかみにする効果が生まれるんですよね。

――最初のお話にもつながりますが、AIBOの後も、タカラトミーの「i-SOBOT」や、最近ではリニューアルされた「ファービー」など、統合性の高いキャッチーなロボット製品はあったと思うんです。でも確かに、期待されたほどの大ブレイクには至らなかった気もします。ロビの場合は分割キットなので一概には言えないでしょうが、ここまで人気となったポイントはどこにあったんでしょう?

高橋氏:新しいファービーについては、僕は目が液晶になったのがイカンと思いましたね。人形でもわざわざ目だけはガラスにして、職人が手仕事で虹彩まで作りこんだものを入れたりしますよね? 魚釣りのルアーでも目だけはガラス玉を入れたりする。それぐらい大事なのに、液晶やLEDの画面にしてしまうというのは……目を表現のパーツとしか捉えていない。でも、そうじゃないと思うんです。それ以前にアイコンタクト、目が合ったかどうか、というのが先にあるはずで。……続きを読む

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