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半世紀以上も続く国民的番組「ゆく年くる年」、今年の中継地は?

2012年12月31日 01時30分
提供:SUUMO


いよいよ2012年も残り一日。新年を迎える準備や大掃除などで慌ただしかった師走の日々も一段落し、今夜はテレビでも見ながらゆったりと過ごしたいもの。

ところで大晦日のテレビ番組といえば、各局が趣向を凝らしたさまざまな特番を放送し、なかには毎年きまって放送される大晦日恒例番組もいくつかある。そのなかでもとくに、大晦日から新年を迎える実感をリアルに味わせてくれるのが、NHKの「ゆく年くる年」だ。半世紀以上にわたって、全国各地の年越しの情景を生中継で伝え、新年への希望を届けてくれる国民的番組ともいえる。ちなみにNHKの広報資料によると、今年の中継地は宮城県仙台市の「大崎八幡宮」をキーステーションに、北は北海道稚内市から南は大分県中津市まで、計12地点のお寺や神社などから中継、年越しの鐘は京都の「清水寺」からとのこと。

そこでここでは、この「ゆく年くる年」について、中継地の選定や演出方法などをNHKに取材した。お答えいただいたのは同番組チーフ・プロデューサーの嶺洋一さん。まずは、中継地の選定について聞いてみた。

「中継地は、まずNHKの各放送局が日々の取材を通じて、その年の『ゆく年くる年』にふさわしいと思われる場所を提案します。各放送局からの提案をもとに、内容や地域のバランスなどを総合的に勘案して中継地のラインナップの原案を作成。その上で、番組担当者、各放送局などと検討を重ねて、中継地を決定しています」

この「ゆく年くる年」は日本最古の現役番組とのこと。長く続ける秘訣はあるのだろうか?

「『ゆく年くる年』は、まだテレビ放送がなかった昭和2年に始まった、『除夜の鐘』というタイトルのラジオ番組を前身としています。NHKでテレビ放送が始まった昭和28年、この年に初めてテレビ番組の『除夜の鐘』の放送が行われました。毎年、『私たち日本人にとって大切なもの』を中継でどのように表現するのか、今年がどのような年であったのか、どんな現場で伝えていくのか、などを柱に番組づくりをしていることが、視聴者の皆さまに長い間、受け入れられることにつながったのではないかと思います」

なるほど、「私たち日本人にとって大切なもの」というテーマに対して、真摯かつブレない姿勢で臨んでいることが、評価されている要因のようだ。時代に合わせて多少演出の変化はあっても、全国各地のお寺や神社などの中継地を結んで現地のアナウンサーが伝える方式は、長年続いている。

旧年に区切りを付け、新年に希望を届けてくれる「ゆく年くる年」。日ごろの忙しさをしばし忘れて穏やかに各地の年越しの様子を眺めてみるのも、また素晴らしい新年の迎え方なのかもしれない。
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