英国の名SSW/ギタリスト=リチャード・トンプソン新作、DVD、そして来日!
トラッド・ロックの先駆け、フェアポート・コンヴェンションから数えれば実に40年以上のキャリアを誇るリチャード・トンプソン。卓越したソング・ライティングと、独創的かつ超絶なギタープレイでソロ・アーティストとして今や孤高の存在だが、未だに衰えること無く精力的に活動を続ける、現役バリバリのミュージシャンである。そのリチャードが早くも新作のレコーディングに突入したようだ。しかも今回のテーマは“パワー・トリオ”だという。本人曰く「ジミ・ヘンドリクス&エクスペリエンスとピーター・ポール&マリーの間のような」サウンドになるそう。
前作が“フェアポートのパワーアップ・バージョン”かのような豪華なサウンドで、おまけにスタジオでなくライブ会場でのツアー中に新曲を録音したライブ録音だったのに対し、今回はレコーディング・スタジオでの作品になるらしい。ともあれ前作からの“エレキ弾きまくり”モードが続いているようなので、彼のエレクトリック・サイドのファンにとっては嬉しいニュースだ。
さらに、前作に伴うツアーの様子を収録したDVD/ブルーレイ『Richard Thompson Band Live at Celtic Connections』も発売される。前作でのバンド編成も非常にスリリングなプレイの応酬が繰り広げられていただけに、映像で見られるのが非常に楽しみだ。スコットランドはグラスゴーで行われるケルト・フェスティヴァルに出演した際の映像で、リチャード曰く「一筋縄でいかない野次が飛ぶフェス世界1」らしく、「大道芸人やコメディアン達にとっては過酷なステージだよね」とのこと。口うるさいスコットランドの観客達の前で、リチャードのバンドの演奏が炸裂するというわけだ(リチャードも半分スコティッシュ)。
そして今年はリチャードのソロ・キャリアの記念すべき第1作目となった「ヘンリー・ザ・ヒューマン・フライ」40周年の年でもある。「変なアルバムだし、ボーカルを録り直したいともよく思ったけど、僕のソロ・キャリアの第一歩なんだから大事な作品だよね」と振り返っている。
そういうわけで、なにかとニュースが続くリチャード。おまけになんと、ついに今年春来日を果たすのである。実は昨年も同じ4月に予定されていたが敢え無く中止、丁度1年経て待望の来日である。今回はパワー・トリオでなく、ソロでのアコースティック・ライブとのことだが、リチャードのソロ・パフォーマンスもアコースティック・ギター1本での弾き語りとは思えない程凄みがあるので要チェックである。
年齢を全く感じさせず、過去のヒットにも頼らず、今もなお現役間バリバリの数少ない本物の1人であるリチャード。現役バリバリという意味ではニール・ヤングももちろんすごいが、リチャード・トンプソンもすごいので今年を機に聴いてみては。
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