コラム

パナソニック幹部「韓国台湾企業の技術、販売力は日本以上」

1月19日07時00分

提供:NEWSポストセブン

円高や電力不足のニュースに必ず添えられる「産業空洞化の懸念」という一言。世界をリードしてきた日本の技術力は、今どのような状況に置かれているのだろうか? 疲弊する日本の製造業の現場とは対照的に、着実に技術を身に付けるアジアの若者たちの姿を、経済ジャーナリストの山下知志氏がリポートする。

* * *
アジアの若者は着実にスキルを磨いている。例えば、日本では中国企業といえば、技術力が低く、モノマネが多いと考えがちだが、それは5年、10年前の話。中国国内での競争を勝ち抜いてきたローカル企業は、技術力も品質も高く、さらにレベルアップを目指している。

日本国内の工場でも、“研修生”という名目の外国人労働者は、いまや主力の働きである。日本に製造業の「職」がないのではなく、それさえも外国人に取って代わられているのが現実なのだ。パナソニックのある幹部はこう指摘する。

「韓国企業や台湾企業の技術力、製品展開力、そして販売力は、日本企業以上のものがある。中国企業も急速に技術力を高めてきて、韓国、台湾企業に並ぶ最終製品メーカーとしてのブランド力を持つようになりました。国内の下請け企業以上の実力を持つ企業も増えている」

大手企業にとって、超円高や電力不足は、ある意味で海外移転の大義名分ともいえる。実際には肝腎の技術力でも、日本はアジアに後れを取り始めている。

※週刊ポスト2012年1月27日号


【関連記事】
日本の重工業 一つにまとめ「全日本重工業株式会社」作るべき
韓国人 ディベート学んで交渉力強化に取り組み始めている
BIGBANG、Perfume、CHEMISTRY アジア最大級の音楽賞に登場
メラミン、毒ギョーザ事件以外にもある中国企業の不祥事
2ケタ成長続く中国飲食業界だが業界トップは天敵・米国企業


 

ログインしてコメントする

アメーバ会員登録(無料でカンタン)

この記事のコメント(1)

  1. がんばっぺ矢島@嫁不足深刻度レベル7

    がんばっぺ矢島@嫁不足深刻度レベル7
    過当競争に走った事のツケが今になって周って来たんだよ。
    [1月19日 12時38分]

このページのトップへ戻る