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震災後、「結婚式の姿」が変わった?

2011年04月07日 16時42分
提供:Web本の雑誌

 東日本大震災後、日本全体に「自粛」ムードが流れ、春の行楽やイベント行事の自粛が相次いでいます。人生でいちばんの晴れの日である結婚式も例外ではありません。首都圏を中心に、結婚式場や神社などで延期やキャンセルが急増していることが報道されました。

 「草食男子」という言葉の生みの親、深澤真紀氏は、近著『結婚問題』で「日本式結婚」について語っています。たとえば、結婚式で重要な役割を果たしていた仲人。首都圏で仲人のいる式は2002年には16.5%でしたが、2004年以降はたったの1%。この10年での激減ぶりからも、結婚式は時代とともに変化していることがわかります。

 けれど、「私たちは、今どきの西洋風の結婚式や披露宴は、日本の伝統的な儀式ではないこともわかっている一方で、なんとなく『あるべき結婚のかたち』があるような幻想を抱えている」と深澤さん。そして、「結婚式や披露宴といった、結婚に関わるセレモニーというものは日本人にとっては『金をかけるべきところ』だと、無意識のうちに思い込まされているのかもしれない」とも話します。

 戦後の日本では、「結婚式場(日本閣や玉姫殿など)→ホテル(帝国ホテル、ニューオータニ、ホテルオークラの御三家が人気)→レストラン」と人気の式場は変わっていきました。そして現在は、結婚式用の欧米風豪邸でおこなう「ゲストハウスウエディング」、バリで挙式する「バリ婚」、沢尻エリカもおこなった新しい形の和風結婚式「和婚」などが、若いカップルに受け入れられています。

 じつは今回の震災後、予約が伸びている結婚セレモニーがあるそうです。それは「プライダル」。Photo+Bridalの造語で、高級ホテルを会場とし、親族など少人数での会食と写真撮影がセットになった新しいサービスです。

 ホテルオークラ東京、グランドハイアット東京などの一流ホテルに加え、この4月からは老舗式場の椿山荘でもプライダルが行えるようになりました。挙式・披露宴は行わなくていいけど、「婚礼衣裳での写真撮影」と「身内だけでのお食事会」だけは行いたいというカップルにとっては"理想の結婚式"の形。以前は、このようなサービスを受ける場合、必ず高額な挙式がセットになっていたり、一件一件ホテルと交渉することが必要でした。しかし、プライダルはサイト内で各提携ホテルのプランを比較・検討することができ、さらには空き情報から予約することもできるようになっています。

 これなら大げさにせずとも、思い出深い一日を過ごすことができそう。人気が高まっているのもわかる気がします。

 プライダルオフィシャルサイト http://pridal.jp/

『結婚問題』
著者:深澤 真紀
出版社:春秋社
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